はまぎんホールヴィアマーレ(横浜市西区みなとみらい3)で2月10日、エコドライブの推進に向けた「かながわエコドライブフォーラム2010」が開催される。
同フォーラムは、エコドライブを推進する上で重要な「しくみづくり」と「人づくり」について、企業の取組事例やパネルディスカッション、エコドライブ支援機器のデモンストレーションなどで紹介するもの。エコドライブ導入に向けた実践的な活用方法や運行管理などを学ぶことができる。主催はかながわエコドライブ推進協議会。
事例発表では、小幡信之さん(ティーエルトランスポート厚木営業所・燃費改善チーム)が「クォーターチャージ制導入による燃費改善」をテーマに、費用ゼロから始められる燃費改善や「重さ」を考えた新たなエコドライブ方法について話をする。また、大山茂夫さん(第一貨物の営業本部 CS・環境対策担当部長)が「人の力を育て、情報力で価値を創造」、桜井保さん(明治乳業の物流部 企画1G、係長)が「PDCARで情報共有、現場とのパートナーシップで取組推進」と題しそれぞれの取り組みを語る。
後半は、クリエイティブネットワーク代表取締役社長の山﨑一永さんをコーディネーターに迎え、事例発表の取り組みをもとに企業の在り方などについてディスカッションする。
神奈川県環境農政部大気水質課、交通環境班の笠井直文さんは「当日はロビーに、経費削減・燃費向上・安全運行管理を実現するデジタコ(デジタルタコグラフ)の展示も行いますので、ぜひ導入検討の参考にしていただければ」と話している。
開催時間は13時30分~16時30分(開場13時)。入場無料。申し込み・問い合わせは(TEL 045-210-4115)まで。
2009年に神奈川県が関東運輸局や神奈川県トラック協会と共同実施したエコドライブなどの実施状況調査によると、エコドライブや低公害車の導入により、4年前に比べ、CO2排出量はスギの木約180万本の年間吸収量と同程度の約2万5千トンが削減されているという。エコドライブの普及を図るため、県ではフォーラムや講習、各社の燃費状況などを分析した診断サービスなどさまざまな取り組みを進めている。