横浜で劇団「チェルフィッチュ」-2年ぶりに新作公演

昨年のベルリン公演での様子
“Hot Pepper, Air Conditioner, and the Farewell Speech” @HAU/ Hebbel Am Ufer, October 2009
Photo:Dieter Hartwig

昨年のベルリン公演での様子 “Hot Pepper, Air Conditioner, and the Farewell Speech” @HAU/ Hebbel Am Ufer, October 2009 Photo:Dieter Hartwig

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 横浜を拠点に活動する演劇作家の岡田利規さんが主宰する演劇カンパニー「チェルフィッチュ」の新作「わたしたちは無傷な別人であるのか?」がSTスポット横浜(横浜市西区北幸1)と横浜美術館レクチャーホール(横浜市西区みなとみらい3)で公演される。

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 チェルフィッチュ(chelfitsch)とは、自分本位という意味の英単語セルフィッシュ(selfish) が、はっきりと発音されず幼児語化した造語。現代の日本、特に東京の社会と文化の特性を現したユニット名だという。1997年に設立されてから、ヨーロッパ・パフォーミングアーツ界の最重要フェスティバルと称されている「KUNSTEN FESTIVAL DES ARTS 2007」(ブリュッセル、ベルギー)に「三月の5日間」で公演するなど数々の海外巡業をしてきた。

 今回公演する作品は2008年3月に行われた「フリータイム」以来、約2年振りの新作で、約3週間にわたる初のロングラン公演となる。

 制作を担当するプリコグの黄木多美子さんは「『表象行為』のありように焦点をあて、いわゆる『演技』とされているものからどこまでも遠ざかりながら、それでも観客それぞれのなかで、俳優のことばと身体から鮮やかに風景が生成されることを促すような、実験性に富んだ上演となります。チェルフィッチュの新たな局面に是非お立ち会いください」と話している。

 公演はSTスポット横浜で2月14日~26日(18、25日休演)、横浜美術館レクチャーホールで3月1日~10日(4日休演)。前売り3,000円、当日3,500円、学生2,500円。問い合わせはプリコグ(東京都渋谷区、TEL 03-3423-8669)まで。

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