FMヨコハマ(横浜市西区みなとみらい2)は4月4日から、元プロレスラーのアントニオ猪木さんがパーソナリティを務める新番組「日曜夜は馬鹿になれ、847ダー!!」をスタートさせる。
同番組は、今年でプロレスデビュー50周年を迎える猪木さんが、独自の視点でリスナーからの相談などに答えながら、横浜から元気を発信するというもの。昭和時代を知らない若者から猪木さんと同年代の熟年層まで幅広い年代をターゲットとし、月曜を前に暗くなりがちな気分を一掃するべく、リスナーにエネルギーを注入する。
番組タイトルの「馬鹿になれ」は、2000年に出版された自著の詩集のタイトルに由来。「847ダー!!」は、自身の決め台詞の数字をFMヨコハマの周波数にもじったものとなっている。
猪木さんは横浜市鶴見区出身。横浜はブラジルに移住する前の中学生時代までを過ごした思い出の地で「山下公園や外人墓地をデートコースにしていた」という。
初回収録前に行われた番組発表で、猪木さんは昨今の教育問題などに触れ、「子どもをなかなか怒れない時代になってしまっている中で、自分が気の入ったメッセージで喝を入れられれば」とコメント。パーソナリティを務めることについては「日々これ挑戦。一歩踏み出す勇気ということでやっていきたい」と話した。
オンエア時間は毎週日曜日の23時30分~24時。
アントニオ猪木さんは1960年にプロレスデビュー。コブラツイストなどを得意技とし、1998年に引退するまでにさまざまなタイトルを獲得したほか、「燃える闘魂」のキャッチフレーズや新日本プロレスの創始者としても知られている。また、プロレスラーを続けながら国会議員も務めた。