キリン横浜ビアビレッジ内のパブブルワリー「スプリングバレー」(横浜市鶴見区生麦1)で、3月26日より新シーズンビールの「ブラックヴァイツェン」が期間限定発売されている。
「ブラックヴァイツェン」は、原料に小麦麦芽を使用した上面発酵ビールの「ヴァイツェン」にロースト麦芽を加えて仕上げた、日本では珍しい濃色タイプの「ヴァイツェン」ビール。無ろ過ビールで、フルーティーな香りと苦味をおさえたさわやかな喉ごしが特長。
アルコール度数は5.0%。価格は1杯520円(約400ミリリットル)。販売量は900リットル、販売は4月末頃までを予定(なくなり次第終了)。
ヴァイツェンは「小麦」を意味するドイツ語で、大麦麦芽を主原料にするビールより泡が長持ちすると言われている。「ヴァイツェン」は、ビールの本場ともいわれるドイツで若年層を中心に人気があり、この10年間で消費量が約2割増加し、ドイツビール市場の約10%を占めるという。
キリンビール横浜工場、広報担当の小出茂さんは「スプリングバレーでオリジナルビールとして通年販売している『ヴァイツェン』は大変好評です。新ビールはより幅広くお客様に楽しんでいただきたいと考え、ヴァイツェンらしさを残しつつ開発しました」と話している。
問い合わせは予約センター(TEL 045-506-3013)、受付時間は10時~17時。月曜休館(祝日の場合は翌平日が休館)。
キリン横浜ビアビレッジでは、ビールの製造工程(原料、仕込み、発酵・貯蔵、ろ過、パッケージング)を映像や展示物で見学した後、できたてのビールを無料で試飲できるガイド付きのブルワリーツアー(工場見学)を開催。そのほか、「ビールづくり体験教室」やさまざまな視点からビールの魅力に迫る「ビールセミナー」を行っている。
同施設に隣接するレストラン「スプリングバレー」は、オリジナルビールが楽しめるパブとミニブルワリー(小規模醸造所)が一体化した、明治初期のビール醸造所をイメージして建てられた赤レンガづくりのパブブルワリー。入り口には、古いビール醸造設備の展示があり、1階の客席からは実際に稼動している小型のビール醸造設備をガラス越しに眺めながらビールを味わうことができる。