横浜マリンタワー(横浜市中区山下町15)が4月1日、第17回「恋人の聖地」選定委員会により「恋人の聖地」に正式認定された。
「恋人の聖地」は、NPO法人 地域活性化支援センター(静岡県静岡市)が行う地域活性化・少子化対策を目的としたプロジェクト。2005年10月より全国100カ所を目標に、各地域を代表する観光施設・地域を中心に「恋人の聖地」を選定し、カップルを対象に魅力のあるデートスポットやプロポーズの場所を提供している。現在国内96カ所に広がり、神奈川県の「恋人の聖地」認定は、「箱根 彫刻の森美術館」「横須賀美術館」「横浜ランドマークタワー 展望フロア」「LA CITTA DELLA」に続く5番目。
「恋人の聖地」の選定委員は、ファッションデザイナーの桂由美さん、華道家の假屋崎省吾さん、千葉商科大学学長の島田晴雄さん(富士通総研・経済研究所理事長)、タレントの早見優さん。
横浜マリンタワー4階の地産の食材を取り入れた洋食を提供するコンチネンタルレストラン「タワー レストラン ヨコハマ」では、「展望フロアー貸し切り プロポーズ大作戦」と名付けて、おすすめディナーと展望フロア貸し切りがセットになった1日1組限定の特別プラン「プロポーズディナー」を提供している。
横浜マリンタワーの松本典子さんは「横浜の憩いの場として新たなスタートを切った横浜マリンタワー。2009年5月23日のリニューアルオープンから1年を迎え、2011年1月15日にはいよいよ開業50周年を迎えます。そんな記念すべき日を前に『恋人の聖地』の認定という素晴らしい称号をいただきました。今年に入ってからは30組以上のカップルが展望フロアでプロポーズを実施し、100%成功しています。マリンタワーは恋人たちにとって新たなパワースポットとなりつつあります」と話す。
横浜一帯を一望でき、横浜港やベイブリッジなどの夜景も楽しめる「展望台フロアー」は、10時から22時30分まで営業(最終受付=22時)。入場料は大人750円、中高生500円、小学生250円、幼児200円(3歳以上)。
マリンタワーは、1961年の開港100周年記念事業として、市民の「横浜らしいモニュメント」を作ろうという発意により建設され、横浜のシンボルとして親しまれてきたが、入場者数の減少などを理由に2006年12月に営業を終了。その後、横浜開港150周年記念事業の一環として市が取得し、横浜市と民間の予算をあわせ総事業費約39億円をかけて改修した。運営会社はリスト(中区尾上町4)、ゼットン(名古屋市中区)、TKスクエア(東京都渋谷区)、横浜エフエム放送(西区みなとみらい2)の4社。
横浜マリンタワーの全長は106メートルで、展望階の高さは91メートル。総重量は12,000トン。敷地面積は約3,600平方メートル、延床面積約 4,400平方メートル(低層部4階、展望台2階)。