中区の野毛地区一帯で4月24日と25日、国内外の人気実力パフォーマーが参加する春の風物詩「第36回 野毛大道芸」が開催される。
今年は野毛地区の計14ステージを舞台に、40組120人のパフォーマーがジャグリングからマイム、舞踊、マジックショー、サーカスパフォーマンスなど、大道芸の多彩な技を披露する。主催は野毛地区街づくり会。
会場は東急桜木町旧駅舎、にぎわい座横、野毛坂通り、野毛3丁目小公園、野毛本通り、野毛柳通り。
パフォーマーは、女性らしい華やかなジャグリングを披露する「ミス サリバン」、歌舞伎とマジックが融合したマジックショーを行う「ハッピィ吉沢」、長い頭で謎めいたダンスとキレのあるマイムテクニックを展開するストレンジパフォーマンス「おじゃるず」。フレンチカナディアンと日本人がコラボで行う地上と空中でのサーカスパフォーマンス「SOLSORA」、赤き童子と3メートルを超える巨人が町を練り歩くウォーキングアクト「Slayers」ほか。
期間中は、人力車で町を案内する「ハマの人力車」(横濱おもてなし家)が野毛周辺を回遊するほか、伝統的な日本民謡からオリジナル野毛新民謡まで演奏する「遠峰あこと爛漫社中」、飛び出す3D紙芝居「梅ちゃん」、フェイスペインティング「Deco Deco」、昔懐かしい針金細工を実演する細工師「小島政治」、江戸糸あやつり人形「上條充」なども参加する。
野毛大道芸実行委員会の久米弘泰さんは「大道芸の、文字通り観客の目の前で披露されるパフォーマンスはお子さまにも大人気で必見。野毛の地元飲食店も参加し、安くておいしい食べ物で皆様をもてなします。ぜひご家族、お友達といっしょに春の休日を横浜の下町『野毛』でお楽しみください」と話している。
開催時間は11時~16時。問い合わせは野毛大道芸実行委員会(TEL 045-262-1234)まで。
「野毛大道芸」は、1986年に「野毛祭」としてスタート。大道芸を利用した街おこしイベントの先駆けとして知られ、日本3大大道芸のひとつ。大道芸イベ ントを利用した野毛地区の商業活性化・振興と横浜の下町としての「野毛」のPRを目的とする。街の人のボランティアによる企画運営で行うイベントとして全国に名を知られるようになった。