地ビールメーカー「サンクトガーレン」(神奈川県厚木市、TEL 046-224-2317)は4月28日、春夏限定の新商品ビール「パイナップルエール」の発売を開始した。
パイナップルエールは同社が開発するスイーツビールの中で、2008年に発売された「湘南ゴールド」以来2年ぶりとなる、パイナップルを副原料にしたフルーツビール。ビールが発酵する前のベース「麦汁(ばくじゅう)」の段階でパイナップルを投入し、麦汁の糖分とパイナップルの糖分を一緒に発酵させて造った商品で、開栓と同時にパイナップルの香りが広がる。
内容量は330ミリリットル、価格は450円。販売期間は4月28日~8月末。販売は横浜高島屋、サンクトガーレンオンラインショップなど。
サンクトガーレンの中川美希さんは「しっかりパイナップル、でもちゃんとビール、といった味わいで、ジュースのようなフルーツビールとは一線を画します。パイナップルエールは、実は3年前から頒布会のお得意様向けに極少量だけ造っていたプレミアム限定ビール。これが楽しみで頒布会に入るお客様もいたほど好評だったのですが、工場のキャパシティの問題で一般発売に踏み切れずにいました。昨年末に工場の引越・拡大でビールタンクが増え、ようやく一般発売が実現しました」と話している。
スイーツビールは同社が2007年5月に発売開始した、デザート感覚で楽しむ甘い香りと味わいのビールの総称。バニラを使った「スイートバニラスタウト」、黒糖を使った「黒糖スイートスタウト」、アップルパイ風味の「アップルシナモンエール」、県産オレンジを使用した「湘南ゴールド」をこれまでに販売している。