神奈川県専修学校各種学校協会(横浜市神奈川区鶴屋町2、TEL 045-312-2221)は、30歳未満向けの就職支援訓練受講者を募集している。
この講座は、就職が確定しない生徒を抱える神奈川県教育委員会と神奈川県からの要請に応え、神奈川県専修学校各種学校協会が昨年7月から始まった厚生労働省の緊急人材育成支援事業(基金訓練・基礎演習コース)を活用して行うもの。同協会の会員校である横浜デジタルアーツ専門学校、アーツカレッジヨコハマ、総合電子専門学校の3校が講座を用意し、受講生の募集を行っている。
また、訓練期間中は生活保障として、一定の要件を満たせば訓練・生活支援給付金が支給される制度も。ほかにも就労に向けた指導などが行われる予定。訓練終了後はさらに高度な訓練を継続して受講することができる。
応募資格は30歳未満で、公共職業安定所に求職登録をして雇用保険の受給資格がない人。現在有する技能、知識や労働市場の状況から判断し、未就職卒業者基金訓練の受講が適切であると判断され、キャリア・コンサルティングを経て公共職業安定所長による受講勧奨が受けられる人も認められている。
神奈川県専修学校各種学校協会の常任理事・植田威さんは「自分探しのために、皆さんの力をもっと社会の力にするために、神奈川県内の専門学校が皆さんの就職活動を応援します」と話す。
面接は5月14日、希望する各専修学校で行われる。訓練開始は5月27日から。入学金、受講料無料。訓練期間は6カ月。受講申し込みの締め切りは5月12日。問い合わせは各ハローワーク、面接申し込みの問い合わせは各専修学校へ。
神奈川県専修学校各種学校協会は、神奈川県内の専門学校103校から構成される社団法人。小学生・中学生・高校生の就労観を育成するためのキャリア教育事業、職業人育成機関としての専門学校の広報活動、ニート・フリーターや無業者を対象とした就職支援のための訓練の調整などにあたっている。