アートの楽しみかたを提案する「がるりプロジェクト」は5月22日、横浜市内で「アートピクニック@よこはま」を開催する。
アートピクニックは、「歩いた軌跡をギャラリーにする」というコンセプトのもと、ギャラリーアシスタント兼アートライターの立石沙織さんが個人で主催するアートツアー企画で、当日はピクニックをしながら美術館やギャラリーなどのアートスポットを巡る。
日常生活ではなじみにくいアートと人の接点を面白く作り出し、アートへの理解を深めることが狙いで、「その日に出会ったお気に入りの作品や物事を記憶にとどめ、自分だけの思い出のギャラリーをつくってもらいたい」と立石さんは話す。
イベントは昨年の5月より、神奈川県の逗子市・葉山市、東京都の新宿区新宿や江戸川橋で開催。4回目を迎える今回は、京浜急行電鉄「黄金町駅」(横浜市南区白金町1)をスタート地点、「BankART Studio NYK」(中区海岸通3)をゴール地点にアートツアーを行う。
道中では、アーティストのさかもとゆりさんによる「かみしばい」、アーティストユニット「クロタヌキ」によるワークショップが行われるほか、アトリエ見学や美術館の鑑賞などが予定されている。昼食には、ケータリングユニット「干すひと」のカメさんによる「干し野菜ピクニックランチ」が振る舞われる。
参加費は1,500円(ワークショップ、ランチ代込み)。事前申込制で定員15人。参加者には、デザインレーベル「homam(ほまむ)」とコラボレーションした記念品「がるりバッチ」のプレゼントがつく。
立石さんは「アートの楽しみかたは決してひとつではなく、さまざまなアプローチがあると思いますが、今回は『ピクニック』という形式を選んだ。ピクニックには、自分の足で経験を稼ぐという実感と、外でごはんをシェアしながら他人と味わう楽しさを改めて感じてほしいという願いを込めました。アートは1人で自問自答しながら味わうのもいいですが、たまには皆で意見を交換しながら味わうのも素敵です。どなたでも楽しんでいただけると思うのでぜひご参加ください」と話している。
集合場所は11時に京浜急行電鉄「黄金町駅」、ツアーは19時30分終了予定。申し込みは「がるりプロジェクト」のホームページから。