横浜赤レンガ倉庫イベント広場(横浜市中区新港1)で6月5日と6日、エコカー(低公害車)の紹介やエコドライブ普及啓発を目的としたイベント「エコカーワールド2010」が開催される。
同イベントは横浜市、環境省、環境再生保全機構の3者により毎年環境月間の6月に実施されており、横浜での開催は今年で7回目。自動車による大気汚染防止や地球温暖化対策に有効な最新エコカーの出展・展示、エコカー試乗、エコドライブの実体験、シンポジウムなどを通して、エコカーへの理解と普及促進を図る。
会場では、燃料電池自動車、電気自動車、プラグインハイブリッド自動車など約140台のエコカーや、充電スタンドなどを展示。低公害車(四輪車、二輪車)の試乗もできるほか、環境モデル都市・横浜市と日産自動車が展開する「ヨコハマモビリティ『プロジェクトZERO』」による簡易エコドライブ診断システムを装着した自動車の運転体験なども。運転後には、エコ運転のレベルが分かるほか、日産のテストドライバーから、エコ運転のアドバイスが受けられる。
ステージイベントでは、横浜を拠点とするマーチングバンド「YOKOHAMA ROBINS」によるマーチングドリル(5日)、サイエンスショー(5日)、神奈川県警による交通安全教室(5日)や音楽隊演奏(6日)、出展企業PR(5、6日)などを予定。自動車技術の専門家を招いたミニシンポジウム(6日)も行われる。
横浜市環境創造局交通環境対策課長の内山隆さんは「エコカーワールドは、次世代自動車が本格的に普及した近未来社会をイメージして毎年実施しています。今年は展示スペースをより多くとり、海外からの電気自動車やハイブリッド車も含め約140台が出展される予定です。『働くエコカー』を中心に、子どもたちが見て触れて乗ってみることができる体験型の展示をはじめ、さまざまなイベントをご用意しております。皆さまのご来場をお待ちしております」と話している。
開催時間は5日が12時~17時、6日が10時~16時。入場無料、雨天決行。