横浜市内で建築物の公開イベント「オープン!アーキテクチャー」

「夜の丸の内建築めぐり」より(2009年)

「夜の丸の内建築めぐり」より(2009年)

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 横浜市内で6月1日、まちの建物を一斉公開するイベント「open!Architecture(オープン!アーキテクチャー)2010」が開催される。

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 オープン!アーキテクチャーは、日頃あまり見ることのできない建築物を公開し、建築や都市の文化的な裾野を広げてゆく市民参加型イベント。各地域の建築開放区で建物公開・見学、解説者付きの建築巡り、建築家が自作を紹介するオープンハウスなどを実施する。主催はopen! architecture実行委員会とUIA2011東京大会日本組織委員会。

 2008年にスタートし、参加者数は2008年が延べ2,500人、2009年3,600人。3回目の開催となる今年は、東京からエリアを全国(横浜、軽井沢、大阪など)に拡大し、5月21日から6月13日の24日間各地で開催される。来場者予測は約6,000人。

 横浜では「横浜海岸通り・建築めぐり」をテーマとし、豪華客船時代をほうふつとさせる古典主義様式の「横浜郵船ビル」(日本郵船歴史博物館)、開港当時の横浜の面影を残すクラシックホテル「ホテルニューグランド」、戦前・戦後を通じ、北太平洋を238回横断し延べ約25,000人の乗客を運んだ「日本郵船氷川丸」の3カ所をまわり、インテリアデザインや船内設備などを見学する。

 当日は各施設の担当者の説明・引率に加え、同ツアーを企画監修する建築史家の斉藤理さんによる解説もつく。

 open! architecture実行委員会事務局の前島理恵さんは「氷川丸では通常入ることのできないシャフト室の見学も予定されています。また事務局では、『広げよう建物開放の輪』と題し、公開可能な建築物の情報もお待ちしています」と話している。

 開始時間は13時30分で、所要時間は180分。定員20人。参加費は1人2,000円。詳細は「open!Architecture」のホームページより。

 同イベントは、2011年9月に世界各国の建築関係者10,000人が東京に集まる「UIA(国際建築家連合)2011東京大会」関連事業として、毎年継続的に開催し、建築や水辺空間を新たな文化観光資源として捉え直し、都市の活性化や都市づくり・まちづくりに資するものとなるよう計画している。参加費の一部は、建物の維持修復費に充てられる。

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