市民に無料開放されている横浜市立野毛山動物園(横浜市西区老松町63)に5月25日、アミメキリンのオスの赤ちゃんが誕生した。
父親テビチ(12才、沖縄こども未来ゾーンより入園)、母親マリン(12才、長崎バイオパークより入園)の間に産まれた6番目の子どもで、妊娠期間は444日、出生時の身長は約180センチメートル。
母親のマリンの母乳が出なかったため、誕生初日の朝より飼育係が親代わりとなり人工哺育を行っている。ミルクは子牛用の代用乳(粉ミルク)を使用し、1日3回、1回約2リットル。
キリンの赤ちゃんは、6月12日より来園者に一般公開する予定。公開時間は14時~14時30分(天候や動物の体調により変更・中止もあり)。
同園は4月、動物園入り口横にライオンの等身大の「野毛山動物園募金箱」を設置。開設1カ月で275,386円の募金が集まった。2008年8月には、地元の住民が中心になった「野毛山動物園応援団」も設立され、野毛飲食業協同組合の約150店舗の協力により約200,000円集まっているという。これらの募金は今後、同園の動物園事業向上や野生動物の保護活動などに充てられる。
野毛山動物園の加藤妙さんは「ライオンの募金箱は『展示動物も充実しているし、入園料をとったほうがよいのではないか』という来園者の声を反映したもの。設置以来、募金をしてくださっている姿をよく見かけます。今後も来園者の方々にとって、より身近で、長く愛される動物園を目指し、職員一同努力してまいります。誕生したアミメキリンの愛称を募集する予定です。一度赤ちゃんに会いに来て下さい」と話している。
開園時間は9時30分~16時30分(入園は16時まで)。毎週月曜日休園(祝日の場合はその翌日)。入園料無料。