「シネマ・ジャック&ベティ」(横浜市中区若葉町3、TEL 045-243-9800)で6月26日より、フランスのアニメーションを中心に紹介する「横浜フランスアニメーション映画祭2010」が開催されている。
同映画祭は2008年に、アニメを通した日本とフランスの文化交流を目指してスタート。横浜日仏学院が主催する「横浜フランス月間2010」の一環として行われる。
3回目を迎える今年は、フランス人アニメーション作家ジェローム・ブルベスさんによる日仏の特選短編作品をはじめ、フランス国立高等装飾美術学校「ENSAD」の学生と東京藝術大学大学院映像研究科のアニメーション専攻の学生による作品オムニバス、フランス外務省が推薦する長編作品など、全8プログラムを上映する。
上映作品は、ジェローム・ブルベス特選プログラムの「Le silence sous l'ecorce(木の中の静けさ)」、2009年アテネ国際アニメーション映画祭でグランプリを獲得した「モンマルトルの殺人者」、2054年のパリが舞台の「ルネッサンス」、「ENSAD」の学生による、夢と現実世界が壁を隔てて同時進行する「OLLO」、東京藝大大学院映像研究科の学生の「わからないブタ」ほか。
シネマ・ジャック&ベティの小林良夫さんは「今回は日本でも劇場公開された『ルネッサンス』から、将来を担う若手作家の意欲作まで幅広いラインナップ。フランスと日本の両国の学生たちによる新しい作品を見比べてみるのもおすすめです」と話す。
チケットは一般1,200円、学生・シニア1,000円(前売券1回券1,000円、フリーパス4,000円)。問い合わせは横浜日仏学院(TEL 045-201-1514)。7月2日まで。