日本丸訓練センター(横浜市西区みなとみらい2)で7月17日、シーカヤック体験教室開講特別講演「なぜ今シーカヤックなのか?」が行われる。
日本丸メモリアルパークは今年から、みなとみらい21地区におけるインナーハーバーのにぎわい創出を目的に、パーク内外の水域で市民参加型の海洋レクレーションとして、海洋スポーツの普及・安全対策を通じた「シーカヤック教室」を新規事業として開催している。
今回はシーカヤックの第一人者として知られる海洋ジャーナリストの内田正洋さん(東京海洋大学非常勤講師)が「なぜ今シーカヤックなのか?」をテーマに講演。自身の海外での経験をもとにシーカヤックの楽しさや安全性について解説する。
内田さんは、1956年長崎県大村市生まれ。高校時代は花園ラガーとして活躍し、日本大学水産学科で遠洋漁業学を専攻。カッター部に所属する。1980年にイラン・イラク戦争に遭遇したのをきっかけにジャーナリストの道へ進む。1982年よりパリ・ダカールラリーに8回出場。1987年から日本でシーカヤックの普及活動を開始する。1991、1992年に台湾から東京湾までの海域をシーカヤックで漕破。1998年にはハワイの古代式航海カヌー「ホクレア号」のサポートクルーを務めている。
帆船日本丸記念財団・JTB共同事業体の鈴木広展さんは「内田さんの講演では、シーカヤックの歴史的背景から学ぶことができ、数々の経験談から『シーカヤックは沈まない』ということが理解できます。内田さんのお話を聞いていただき、安心感をもってシーカヤックにチャレンジして楽しんでほしい」と話す。
会場は横浜みなと博物館隣の日本丸訓練センター。開催時間は13時30分~15時30分(受付開始は13時~)。対象は高校生以上、定員100人(当日先着順)。参加費1,000円(資料代含む)。問い合わせはシーカヤック特別講演係(TEL 045-221-0280)まで。