末吉町の聖母幼稚園(横浜市中区末吉町1)で7月7日、子どもたちが今年5月に完成したばかりの「よこはまアラメヤ音頭」を披露する七夕会が開催された。
よこはまアラメヤ音頭は、世代を問わず市民に親しまれてきた横浜市歌を盆踊り風にアレンジしたもの。祭りやイベントで踊ってもらい、地域の絆(きずな)を深めることを目的に「横浜市歌で盆踊り実行委員会」が製作。レコーディングには、白井貴子さん、松本梨香さん、中村裕介さん、遠峰あこさんら横浜ゆかりのミュージシャンのほか、林文子横浜市長も参加した。
七夕会では、夏の盆踊りシーズンに先立ち、カラフルな浴衣に身を包んだ同園の園児104人と保護者らが踊りの輪を作った。同音頭が教育機関で披露されるのは今シーズン初めてだという。
聖母幼稚園の櫻井つた江園長は「今回、天候の影響で十分な練習はできなかったが、手本となる先生がまず振り付けをしっかり覚えて、子どもたちに横浜の歌として親しみを持ってもらえるように心掛けた。踊りを通してコミュニケーションが広がると同時に、子どもたちが発信源となり、社会モラル向上などにもつなげていきたい」と話す。
横浜市歌で盆踊り実行委員会は、振り付けの伝達講習会を市内各所で開催しているほか、音頭の普及に協力してくれる企業や団体などに無料で音源CDの配布を行っている。また、「よこはまアラメヤ音頭」CDに続き振付け教則のDVDを作成。盆踊り大会主催者や学校・保育園・幼稚園、舞踊教室などに、無償配布を開始する。申込受付期間は7月12日~27日。