横濱媽祖廟(横浜市中区山下町136)や中華街大通りで7月23日、横浜市による「横浜打ち水大作戦」のセレモニーと打ち水活動が行われた。
これは、市がヒートアイランド対策のひとつとして展開しているもので、水道局や消防局のほか、中区やファンケル、横浜中華街発展会協同組合などの協力により実施されている。この「YOKOHAMA save the water」プロジェクトの一環として行われる打ち水は、今年で2回目の開催。
当日は午後から横濱媽祖廟で打ち水始め式のセレモニーが行われ、関係者や横浜ベイスターズ公式マスコットのホッシーゾと専属チアチーム「diana(ディアーナ)」、横浜観光親善大使の青木梨紗さん・小笠原裕子さん、秋葉原で打ち水を実施しているメード姿の「打ち水っ娘」らが参加。総勢約20人が打ち水始めを行うと、路面温度は約50度から39度まで下がり、打ち水効果を実証してみせた。
続いて一同は中華街大通りへ移動し、約300メートルの通りを東から西へと歩きながら、桶からひしゃくで水をまいて打ち水を実施。通りに涼を届け、その場に居合わせた観光客らから歓声をあびていた。打ち水に使用した水は、中区内の「打越の湧き水」や、賞味期限切れの災害対策備蓄用水缶詰などを使用したという。
セレモニーの挨拶に立った横浜市の山田正人副市長は「打ち水は夏の厳しい暑さをやわらげると同時に、お客様がいらっしゃる場所を清めるという意味合いもあります。今年は羽田空港の拡大やAPECの横浜開催により、海外からも多くのお客様が横浜の地に訪れますので、これを機にこの打ち水が横浜の夏の風物詩として定着していけば。そして、同時に少しでも水のありがたみも感じてもらえればと思います」と話した。
打ち水は8月1日に横浜赤レンガ倉庫(中区新港1)で、8月4日には再度中華街大通りでの実施が予定されている。