今まで首都高速湾岸線しかなかった横浜ペイブリッジに4月24日、横浜ベイブリッジ一般部(国道357号)が開通した。道路は首都高速湾岸線の真下に建設され、総工費は約470億円、片側1車線の国道を含めて全長約7キロにわたる。コンテナ車が本牧・大黒埠頭間を移動するのにベイブリッジを使えば約10分で行くことができるが、これまで多くの業者は通行料1200円を嫌って中華街や山下公園付近など、市の中心街を通ることが多かったため、実際は約50分かかっているのが現状だった。今回の一般道開通で、両埠頭間の交通の円滑化のみならず、横浜臨海都心部の渋滞緩和も期待される。一方で、無料で利用できることで一般車の通行量が増加し、埠頭付近の立ち入り禁止区域に一般車が迷い込む恐れのあることが懸念されている。港湾関係者は県警や国、県、横浜市とともに連絡会を作り、対応策を練っていく予定。