横浜高島屋で玉村豊男さんの「絵と暮らし展」-トークショーも

玉村豊男さん(エッセイスト・画家・農園主・ワイナリーオーナー)

玉村豊男さん(エッセイスト・画家・農園主・ワイナリーオーナー)

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 横浜駅西口の横浜高島屋(横浜市西区南幸1)で9月1日より、エッセイストや画家、農園主、料理家など多彩な方面で活躍する玉村豊男さんを紹介する「玉村豊男の絵と暮らし展」が開催されている。

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 玉村さんは長野県東御市(とうみ)に在住し、ワイン用ぶどう、ハーブ、西洋野菜を栽培するワイナリー農園・カフェ「ヴィラデスト ガーデンファーム アンド ワイナリー」(長野県東御市)を経営。

 同展は、自分の暮らしそのものをアートとして表現し、毎日の暮らしに潤いを与える「ライフアート」を展開する玉村さんの作品を集めたもの。デビュー当時からの軌跡をたどる展示で、同ワイナリー周辺の里山の果実や野の花、草木、野菜などを題材に描いた絵画作品が並ぶ。

 出版著書(絶版著書を含む)や手書きの原稿、玉村さんのおすすめ野菜レシピ、農園主の姿を紹介するコーナーもあり、会場では文具や食器のオリジナルデザインアイテム、書籍・画集、2011年カレンダーなどのグッズ販売も行う。

 「横浜の魅力は、新しい中にも昔からの古き良き時代が垣間見えるそんなところだと感じている」と話す玉村さんは、昨年初めて日本の風景をテーマに「港町横浜」を描いた。それらの作品について、「描いた風景は、横浜の人しかわからないような、そんな場所ばかりで、横浜の人には喜ばれたが、他の土地に住む人には不思議な作品だったかもしれない。長年描いてきたパリのまちかども観光地化していないところばかりだから通じるものがあると思う」と振り返る。

 9月5日は玉村さんのトークショーとサイン会を実施。著書「今日よりよい明日はない」にいたるこれまでの生き方をさまざまなエピソードを交えて語る。開催時間は14時~16時。

 玉村さんは「今回の個展は、初めての試みがいくつかある。それは気恥ずかしいが、病気療養を機に再開した最初の油絵を出品したり、エッセイストとしてデビューした頃からの本を並べたり…。今では画家だと思っている人も多くて『本も書くんですね』と言われるくらい。だから元祖フリーター玉村豊男を知ってもらえるいいチャンスだと思っている。久しぶりに油絵も描いたので見てください」と話している。

 会場は横浜高島屋8階特設会場。開催時間は10時~20時(最終日は17時閉場)。入場無料。9月6日まで。

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