横浜みなとみらい21地区にある運河パーク桟橋と郵船プール桟橋で9月26日まで、一般の人向けに小型プレジャーボートを一時係留できる浮き桟橋(ビジターバース)を提供する社会実験を実施している。
運営は、横浜港運協会(中区山下町279)や京浜フェリーボート(中区海岸通1)、横浜ベイサイドマリーナ(横浜市金沢区)で構成する「インナーハーバー・ビジターバース社会実験委員会」。
同実験は活用が進んでいない横浜港の内港エリア(インナー・ハーバー)を誰もが気軽に楽しめる空間にするのが狙い。同港は、遊覧船や水上バスの周遊などが盛んだが、一般の人が所有のプレジャーボートを一時係留するには、横浜市金沢区のベイサイドマリーナに行く必要がある。陸地側からだけでなく、海側からも多くのMM21地区に観光客を呼び込み、水辺の魅力向上を目指す。同委員会は今回の運用で今後の可能性を探っていく。
運河パーク桟橋は新港運河パーク内の浮き桟橋で全長30フィート以下、高さ3.5メートル以下の小型ボートが1隻接岸可能。郵船プール桟橋は赤レンガプロムナード前面の浮き桟橋で全長26フィート以下、高さ2.4メートル以下の小型ボートが2隻同時接岸可能。
京浜フェリーボート観光船事業部の田代洋一部長は「プレジャーボートで遊びに来た方々が着岸する場所がなかったので、このビジターバースを利用してお食事などにご利用いただいています」と話す。
実施時間は10時~18時。土曜・日曜・祝日のみ実施。料金は2時間2,000 円。事前申し込み制。詳細、申し込みは京浜フェリーボートホームページから。