横浜の港湾・河川をステージに9月17日、「横浜水辺のまちづくり協議会」主催の「シーカヤック・ツーリングパレード」が開催された。
同パレードは、「大学生・大学院生 シーカヤック体験授業2010」(横浜市立大学・横浜国立大学連携海洋講座)の一環。大学生を対象とする、シーカヤック体験を海洋の総合的理解促進のための授業として普及させるモデル事業として、9月14日より講座の中で横浜港や海の歴史講義、シーカヤック概論、陸上訓練、シーカヤックの乗船訓練などを実施してきた。
9月17日の「シーカヤック・ツーリングパレード」は同講座の最終プログラムで、学生やコーチ30人が参加。コースは10時30分に「日本丸パーク」を出発後、大岡川~掘割川~蒔田公園~大岡川~象の鼻~日本丸パーク(15時帰着)。約9キロの行程を全30艇がパレードした。
横浜水辺のまちづくり協議会会長の來生新さんは「将来はこの活動をもっと広げ、みなとみらい地区で大勢の人たちが高層ビルを眺めて上へ上へと向けていた視線を、もう一度水面(みなも)に戻し、海や川での水上体験を実感する人たちを増やしたい」と話す。
横浜水辺のまちづくり協議会は昨年5月12日に設立。シーカヤックや小ボートで、市民が横浜の港と川を自由に行き来するまちづくりと情報発信を推進している。