乳がんの早期発見・早期治療の大切さを伝えるピンクリボン運動の一環として、9月25日と26日、象の鼻パークほかで「ピンクリボンかながわ2010」のイベントが行われる。主催は神奈川県予防医学協会(横浜市中区日本大通58)ピンクリボンかながわ事務局。
「ピンクリボン」は、乳がん撲滅を目指し、乳がんの早期発見・早期治療の大切さを伝えるシンボルマーク。「ピンクリボンかながわ」は、横浜スタジアムでのピンクリボンキャンペーンをはじめ、乳がん検診の啓発活動、企業の健康診断、市民講演会など知識の普及啓発に取り組んでいる。
5年目を迎える今年は、神奈川県庁、象の鼻パーク、横浜マリンタワーの3カ所を会場に、乳がん検診の普及啓発活動、マンモグラフィ車の展示、横浜ベイスターズ専属チアチーム「diana」のダンスパフォーマンス。そのほか、キャンドルナイト、「ピンクリボンかながわ展」などさまざまな催しを行う。
25日は、神奈川県庁前で「ピンクリボントークショー」を実施。乳がんの専門医・土井卓子さん、赤須太郎さん(映画「余命1ヶ月の花嫁」のモデルの婚約者)、乳がん体験者でもあるピンクリボンかながわ代表の野末悦子さん(コスモス女性クリニック院長)がディスカッションする。
夜間は、象の鼻パークのスクリーンパネルや神奈川県庁本庁舎、横浜マリンタワーをピンク色にライトアップする。
神奈川県予防医学協会、健康創造室の星貞裕さんは「女性の20人に1人が乳がんになるといわれています。神奈川県の女性の乳がん死亡率は全国で第4位。早期発見すれば約90%の人が治癒するといわれています。月に一度のセルフチェックや、年に1回の乳がん検診が非常に大切です。このイベントをきっかけに、乳がんに関心を持っていただければ幸いです」と話す。
会場は神奈川県庁(本庁舎正面玄関前)、象の鼻パーク、横浜マリンタワー。開催時間は13時~21時(ライトアップなどの開催期間は各イベントによる)。入場無料。