パシフィコ横浜(横浜市西区みなとみらい1)で「第12回 図書館総合展」が開催されている。
同展は、図書館を利用する人や図書館に関わる人が、図書館の今後について考え、新たなパートナーシップを築いていく場の創出を目的としたイベント。毎年行われており、期間中は約80のフォーラムやプレゼンテーションを実施する。
初日(11月24日)は8,000人以上を動員。25日は若手図書館員の育成を支援する「賞金総額100万円!L-1グランプリ2010-若手ライブラリアンのためのワークショップ式登竜門」、26日には、これからの図書館のあり方を示唆するような先進的な活動を行っている機関を表彰する「Library of the Year 2010 最終選考会」など、10箇所のフォーラム会場でさまざまなイベントが行われる。
今年は新たに託児サービスが導入されたほか、出展者情報や会場案内、フォーラムスケジュールの管理ができるiPhone・iPad用のアプリケーションを無料で配布。
会場に「図書館総合展放送局」を開設し、フォーラムや展示ブースの様子をインターネットの動画配信サービス「USTREAM」で中継する。
図書館総合展運営委員会委員長の佐藤潔さんは「今年はAPECの影響で開催が遅くなったにもかかわらず、地方の県知事や総務大臣にも来ていただき、大変にぎわっています。話題の電子書籍が今後図書館でどう展開されるかといった疑問に答えたり、起業家や生活に困っている人の支援といった新しい取り組みや、若手にも積極的に光を当てています。開催6年目となる横浜に拠点をつくっていければ」と話している。
会場はパシフィコ横浜・展示ホールC。開場時間は10時~18時。入場無料。各フォーラムの問合せ・申込はホームページから。11月26日まで。