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赤レンガ倉庫で国内外の49人の刺青師による絵画展

「ART OF TATTOOIST 2010 ~総勢49名の刺青師による絵画展~」の会場

「ART OF TATTOOIST 2010 ~総勢49名の刺青師による絵画展~」の会場

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 横浜赤レンガ倉庫1号館2階(横浜市中区新港1)で、総勢49名の刺青(いれずみ)師による絵画作品を紹介する「ART OF TATTOOIST 2010」が開催されている。

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 同展は、国内外で入れ墨を彫る日本人の刺青師49人による作品展で今回が3回目の開催。和風デザインから洋風デザインまで、自由なテーマで制作された繊細で迫力のある書き下ろし作品約70点を紹介する。同展は、2008年に南青山の「REDSHOES」、2009年に横浜「GrassRoots」で開催されてきた。

 作品は、キャンバスや和紙、鉄板、古い襖(ふすま)、画用紙などを画材とし、水彩、油彩、アクリル、墨、ペン、色鉛筆ほかで制作。刺青の絵柄は、桃太郎や不動明王、幽霊、鬼、笑ひ般若、蓮、ユリ、バラ、ツバメ、ハートなど、日本の伝統的な刺青の題材になっているものから洋風のモチーフまで多岐にわたる。

 参加する刺青師は、あかつき、AYA、池田、ICHIBAY、eight、オカモト、OGI、CARLOS、KOBAYASHI、SATOSHI、SHIGE、SHIGETOSHI、渋谷 彫雅、雪子鬼、SO、DAISEI、大地、TOMO、NAMI、西池袋 彫とし、HIROYUKI、福島 彫升、峯玄、彫きく、彫ぎん、彫猿、彫しゃち、彫鐘、彫晴、彫泉、彫たか、彫武、彫月、彫燕、彫とも、彫富貴、彫ふじ、彫桃、MAKOTO、MUTSUO、YASHIN、YU-TA、YUTARO、YUYA、横濱 彫けん、横須賀 彫てつ、四代目 彫一、Reiko、和芳友。

 能楽「矢島」の一場面を描いた「修羅道に立つ義経」(彫とも)、木枠組み絵絹張りからの制作で1年かけて完成させた「金襴緞子」(あかつき)、油絵の合作「Collaboration with Jeff Gogue 10’」(SHIGE&JEFF)、油絵「猫牡丹(Peony Cat)」(SHIGE)、古いフラッシュ画像のモチーフを題材にした「No Title」(YU-TA)などの絵画作品が展示されている。

 会期中は同展の図録販売を行い、会場にいる刺青師に実際に話を聞くことができる。

 刺青師のHORIKENさんは、「これまでは飲食店で展示を行ってきたが、より多くの方に刺青アートに親しんでもらいたいと思い、歴史的なまち横浜を3回目の開催地に選びました。横浜には開港当時、ほりもの師という職人が集まり、外国人の船員が来日の記念にさまざまな紋様を肌に残しました。刺青というとアウトロー的なイメージを持たれがちですが、作品を通して新たな一面が見えてくるかもしれません。アメリカではアートとしてのタトゥー文化が広まっていますが、日本にはまだ浸透していなく、これからだと思う。『刺青をアートとして』楽しんでいただければ」と話す。

 開催時間は10時~22時(最終日は15時まで)。入場無料。12月7日まで。

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