JR東日本はJR横浜駅(横浜市西区南幸1)の中央通路に12月1日、「赤い靴はいてた女の子像」を移設した。
「赤い靴はいてた女の子像」は、童謡「赤い靴」をモチーフに作られたオブジェ。「赤い靴」(野口雨情作詞、本居長世作曲)の歌詞に横浜の埠頭が歌われていることから、市民団体「赤い靴を愛する市民の会」が同駅に寄贈し、1982年8月から横浜駅南口に設置されていた。
駅の改良工事に伴い、JR東日本が1998年より一時撤去し駅の倉庫に保管していたが、今回、工事が一段落したため、人通りの多い中央通路に移設を決定した。
同像は、鉄製で高さ26.5センチ。両手を膝の上に組み、高さ110センチの石の台座に腰掛けている。像の両脇には約2メートルのガス灯を模した電灯2本を設置し、ガス灯発祥の地・横浜を演出した。
東日本旅客鉄道 横浜支社の早野墾さんは「6社の鉄道路線が乗り入れる横浜駅ですが、人通りの多いダイヤモンド口から東口に抜ける中央の自由通路に像を移設しました。これから横浜駅のシンボルとして、待ち合わせなどにご利用いただき親しんでもらえれば」と話す。