日産自動車の連結子会社で、「日産レンタカー」ブランドとして全国でレンタカー事業を運営する日産カーレンタルソリューション(千葉市美浜区)は1月17日、全国の日産レンタカーに導入する電気自動車「日産リーフ」のレンタル予約受付を開始した。
同社は日産リーフ(EV)の普及促進を図り、全国規模で計400台の日産リーフを利用しやすい料金で提供する。レンタル予約は、予約センターや全国の日産レンタカー店舗店頭(秋田県、山梨県、徳島県を除く)、日産レンタカーの予約サイトから受け付ける(予約サイトのみ1月21日から予約受付開始)。希望するレンタル車両タイプに「日産リーフ」を選択し、出発と返却の日時、店舗を指定し、指定の条件で「日産リーフ」が貸し出し可能であれば予約完了。実車の貸し出しは2月10日から開始する。
レンタル料金は、6時間まで8,925円、12時間まで9,975円、24時間まで12,600円。以後、1日ごとに9,975円/1時間ごとに1,680円。「日産リーフ」レンタルの利用規約や貸渡約款は、現在、日産レンタカーで貸し出しを行っている通常のガソリン車やハイブリッド車と同様。
横浜市内の日産レンタカー店舗は横浜駅西口(神奈川区)、横浜みなとみらい(西区)、桜木町駅前(中区)、関内駅前(中区)など。
リーフは、日産初の量産型電気自動車で、昨年12月に発売を開始した。90キロワットを超える出力のラミネート型コンパクトリチウムイオンバッテリーと電気モーターを搭載し、従来のガソリン車と同等の性能を持つ。走行中にCO2やその他の排出ガスを一切出さない、5人乗りのコンパクトカーサイズのゼ ロ・エミッション車。1回のフル充電で160キロメートル以上の航続距離を実現している。価格は376万円~。
日産カーレンタルソリューションは「予約受付開始日から全国的にお問い合わせがあり、通常車を上回る反響です。多くのお客さまに気軽に『日産リーフ』を体験していただければ」と話している。
神奈川県内では日産リーフの開発やモーター・電池の製造、車両の組み立てを行っており、県は日産リーフを公用車やEVシェアリングモデル事業として導入し、2014年度までにEV県内3,000台普及の目標を掲げるなど、積極的にEV普及を推進する方針。
日産グローバル本社ギャラリー(横浜市西区高島1)では、1月20日まで日産リーフ全5色とエコカー減税対象車を展示している。