象の鼻地区にある波止場会館(横浜市中区海岸通1)で1月24日、中小企業の事業継続を支援する「第1回横浜売れるモノづくり研究会」が開催される。
市場ニーズを捉えたものづくりの手法を参加企業とともに研究し、プロモーションを含めた販売手法を学ぶセミナー。「売れる」商品を開発した中小企業の経営者がそれぞれの取り組みを紹介し、参加者と共有していく。
横浜売れるモノづくり研究会は、1月24日に発足する中小製造業の販売促進を目的とした支援組織。経営コンサルタントなどの企業支援の専門家やIT専門家で構成される。運営事務局はWebサイト制作会社「ともクリエーションズ」内(中区元浜町3)。
セミナーは隔月開催で、毎回2~3社がモデルケースとなる事例を発表した後、参加者を交えた交流会を行う。
今回は、神奈川産業振興センターでマーケティングアドバイザーを務める猪狩惇夫さんが「売れるモノづくりの秘密を探る」と題して、顧客のニーズ先行型のものづくり、商品開発と販売に必要な2段階の仕組み・セオリー、情報発信、公的な技術評価など、継続的に売れる仕組みづくりについて講演する。
事例紹介では、ともクリエーションズ代表取締役の渡邊桃伯子さんが、「IT活用で売れるモノづくり」をテーマにサポチューを利用した売上げ増加について。スローでナチュラルな音楽を暮らしのBGMに提案するスローナミュージック代表取締役の西田和美さんが「我が社の営業管理について」語る。
横浜売れるモノづくり研究会代表の猪狩さんは、「事業の拡大・安定には、持続的に売れる仕組みをつくることが不可欠です。同研究会では、顧客にアピールする商品を作り、継続的に販売していく仕組みを備えた会社の成功事例を発表し、売れるモノづくりとは何か、またそれを効果的に売る方法について学びます。企業の方をはじめ、サポーターや大学などの専門家が集う交流の機会でもあります。販売面で課題を抱える企業やこれから自社製品の開発を予定している企業にぜひ参加してほしい」と話す。
会場は波止場会館1階。開催時間は15時~17時。定員25人。参加費1,000円(軽食付きの交流会費)。申込み・詳細はホームページから。