関内地区に3月14日、シェアオフィス型のビジネスインキュベート拠点「関内フューチャーセンター(仮称)」(横浜市中区北仲通3)が開設される。
「関内フューチャーセンター」は、新たなまちづくりを形成する関内地区の起業家の拠点。コミュニティ発信基地として、社会起業家とアーティスト、クリエーターの集積・コラボレーションのほか、海外ネットワークを構築することで、関内地区のイノベーションを導出し、業務機能を再生することが狙い。
同施設は神奈川県中小企業共済会館の1~2階部分を改装し、1階はフリーアドレス型ワークプレイスと交流スペース、2階は個別専有型ワークプレイスとファシリテーターオフィスで構成。入居料は、1階ワークプレイス=月額15,750円~/初期登録料10,500円(予定)。2階個別専有型ワークプレイス=1平方メートル当たり月額10,500円/入居保証金+施設登録利用料(予定)。最大150団体が利用できる。現在入居者を募集しており、入居開始は3月14日から。
また、同施設では現在、ロゴデザインや施設のネーミング、拠点が展開する「交流促進プロジェクト」「地域活性化プロジェクト」「入居メンバー募集プロジェクト(現代版家守プロジェクト)」の提案を募集している。優秀な提案には、シェアオフィスの年間利用料が無料になるなどの特典がつく。応募は2月21日まで。
関内イノベーションイニシアティブ取締役の治田友香さんは「起業を通したイノベーションを起こしたい、社会変革を起こしたいと思っている人に集まってもらえればと思っています。世代を越えた入居をお待ちしております。直感的にひらめいた人は、ぜひビジュアル・デザイン、プロジェクト・デザインに応募していただければ」と話している。
事業主体はソーシャルビジネスを中心とした起業家の育成・支援などに取り組む「関内イノベーションイニシアティブ株式会社」(中区北仲通3)。横浜市による「ビジネスインキュベート拠点設置および起業家等ネットワーク形成モデル事業」に採択された起業家支援財団(中区尾上町5)らが新たに創業した。