神奈川県立新ホール「神奈川芸術劇場(KAAT)」(横浜市中区山下町281)で2月26日、舞台芸術の可能性を語る「KAATオープントーク Vol.1」が開催される。
神奈川芸術劇場は、芸術の創造「モノをつくる」、人材の育成「人をつくる」、にぎわいの創出「まちをつくる」をテーマとした創造型劇場。今年1月11日にオープンした。演出家の宮本亜門さんが初代芸術監督を務め、現在、オープニングの演目として日本文学シリーズの舞台を展開している。
オープントーク第1回目は、創造型劇場の芸術監督が集まり、「劇場って何?芸術監督って何?」というテーマのもと舞台芸術の未来について語り合う。
出演者は、第1部の対談「劇場って何?」が、彩の国さいたま芸術劇場芸術監督の蜷川幸雄さん、KAAT芸術監督の宮本さん。第2部の座談会「芸術監督って何?」は、新国立劇場芸術監督の宮田慶子さん、まつもと市民芸術館芸術監督の串田和美さん、宮本さんほか。
宮本さんは「劇場は必要なのか、あえて大きな疑問を投げかけ、現代における『劇場』、そして舞台芸術の意味を探ります。いろいろな方々とともに語り、舞台芸術の持っている可能性を県民のみなさんとともにひろげてゆきたいと思います。今後もこのようなオープントークを開催したい」とコメントしている。
また、神奈川芸術文化財団 広報担当の熊井一記さんは「県民の皆さんにもご参加いただける無料のイベントです。 日本を代表する劇場の芸術監督が集まる貴重な機会ですので、ぜひご来場ください」と話す。
会場は神奈川芸術劇場ホール。12時30分開場、13時スタート(16時過ぎ終了予定)。入場無料。定員600人(先着300人に当日券を配布)。問合せは神奈川芸術劇場(TEL 045-633-6500)まで。