横浜市内でJIA神奈川による建築WEEK2011「横濱建築祭 CROSS×CROSS」が開催されている。
建築WEEKは、日本建築家協会JIA神奈川が毎年行っている建築祭。社会文化的資産である「建築」を通して、子どもたちや学生、市民、企業、行政、建築団体と建築家が幅広く交流「cross×cross」することを目的としている。
会場は、BankART Studio NYK、ヨコハマ創造都市センター、山手234番館、馬車道コンコース。今年は住宅の模型展示や写真展、シンポジウム、ワークショップなどさまざまなイベントが企画された。
内容は、神奈川の大学と工専の学校の卒業設計展示・公開審査「学生卒業設計コンクール」、すまいを自由にコラージュして理想のマイホームを描く「すまいワークショップ1」、建築家と開港のまち・横浜にタイムトリップする「建築家と歩く 山手建築巡り」、角材と輪ゴムを使って自由に空間をつくる「子ども空間ワークショップ」など。
BankART Studio NYKの「横浜近代建築展」では、多様性を受け入れる「間」を設け、横浜を象徴する建築を意図した「都市の狭間に建つ多言語図書館」をはじめ、線路の地下化によってできるヴォイドと周辺の住宅を、住宅地の共同建替えによってつなげる「ひとつながりのまち」、「環境行動療法による精神ケアと社会復帰のための場」、横浜の文教地区、野毛山における新しい公共空間の在り方の提案「メディアをたどる風景」など、関内地区の近代建築が写真パネルや模型で紹介された。
日本建築家協会 JIA神奈川は「今年は市民参加のワークショップや学生卒業設計コンクールなど、毎年行っている建築祭と卒コンを合体した『横濱建築祭』として大規模に展開した」と話す。
山手234番館ギャラリーでは、3月1日まで、住宅の模型とパネルでまちなみの散歩をたのしむ「すまいの模型と写真展」を開催している。詳細はホームページから。横濱建築祭は3月1日まで。