大岡川沿いの長者町屋台村ブースで4月9日と10日、大岡川桜祭り「JA全農福島災害復興青空市場」が開催される。
大岡川沿いは約800本の桜並木が続く桜の名所で、現在、13店舗の露天や屋台が出店する「長者町屋台村ブース」(長者橋~旭橋間)が設置されている。会期中は、東日本大震災に伴う生産者や被災者の支援を目的に、長者町屋台村ブースの一角に特設テントを設け、JA全農福島が直接、原発の風評被害の影響を受けている福島県産の農産物を販売する。
販売予定品目は、きゅうり、いちご、アスパラガス、しいたけなど。
長者町屋台村ブースの各テントでも災害復興募金を行っており、集まった義援金は横浜市中区役所を通して、被災地への支援に充てられる。
大岡川桜祭り実行委員の新井雅一さんは「今年の大岡川桜祭りのメーンイベントは、恒例のボンボリを全て非点灯にして4月2日と3日に終了した。今回は、福島経済連との話し合いの末、原発の風評被害の影響で放射能汚染のない農産物まで買い控えが広がり、販売不振に陥っている福島県産の農産物を販売する企画をたてた。ぜひ青空市場に足を運んでいただき、災害復興支援に協力してほしい」と話す。
JA全農福島災害復興青空市場の開催時間は10時~16時。長者町屋台村ブースは4月10日まで。大岡川沿いの桜は現在6~7分咲きで、お花見をたのしむ人々でにぎわっている。