横浜出身の講談師・宝井琴柑(たからい きんかん)さんが5月21日、横浜市中区相生町の屋上バー「The Bar Tenmar」(横浜市中区相生町2)で講談ライブ「きんかんよみ 薫風」を行う。
人気女性講談師が高校時代の恩師が開店した屋上バーで講談ライブ
講談は張り扇をたたきながら歴史や人物伝を威勢良く語る伝統的な大衆話芸。琴柑さんは、横浜市港南区の出身で、中学時代から「一人で歴史や人物のストーリーを語り尽くすシンプルで奥深い」講談の魅力にひかれて、2006年に宝井琴星門下に入った。昨年、4年間の前座修行を経て二つ目に昇進し、各地の寄席などで活躍している。
「The Bar Tenmar」は、関内のビルの屋上にあるバーで、2009年10月に、県立神奈川総合高校で社会科の教鞭をとっていた斎藤天馬さんが退職後に開店した。今回の高座は、琴柑さんが、マスターの斎藤さんの教え子だった縁で実現した。当日は、コンクリート製のバーカウンター上に高座をしつらえる。
琴柑さんは「講談は500年の歴史を持つ話芸。5月のさわやかな風を感じながら、ほろ酔い気分で、音楽を聴くように日本語のリズム、ビートを感じてほしい。ゲストとしてピン芸人の『フルーティー』さんも来てくれます」と話している。
斎藤天馬さんは「店内でのライブイベントは開店以来初。教え子との『師弟合作』となる屋上講談ライブをぜひ楽しんで欲しい」
料金は3,000円(2ドリンク、1フード付)。開場15時30分、開演16時。定員25人。申し込み・問い合わせなど詳細は「The Bar Tenmar」WEBサイトで。雨天の場合は、隣のモロッコ料理店「モロッカ」で開催する予定。