山下公園前面水域で5月22日、手こぎボートでスピードを競う「第28回横浜港カッターレース」が開催される。
同大会は、市民に海や港に親しみを感じてもらおうと、横浜港に関係する海事関係諸団体が協力して運営している横浜の初夏の風物詩。航海訓練所の帆船「日本丸」が横浜に保存展示されることを記念して、1985年に第1回目が開催された。
レースは、8人1チームで大型帆船や貨物船に積まれる救命ボートの「6メートル型カッター」を使用し、往復360メートルのコースを一般レース、女子レース、小学生特別レースに分かれてタイムを競う。
昨年の優勝チームは一般レースが「チャレンジ櫂」(2分26秒29)、女子レースが「JACK TAR WITCHES」(2分43秒46)、小学生特別レースが小学生の部「レインボーズ大鳥」(4分21秒20)、海洋少年団等の部「南伊豆三浜ドルフィンズ」(3分47秒16)。
今年は、一般レースに171チーム、女子レースに30チーム、小学生特別レースに6チームが参加予定。参加チームには、市内企業チームや大学OBチーム、海洋少年団等、多彩なメンバーがエントリーしている。
また、今回は震災により被災した岩手県の宮古海上技術短期大学校から参加希望があり、同校の3チームを招待している。
横浜港カッターレース実行委員会事務局の下村東さんは「ぜひ、初夏の横浜を楽しみにお越しください」と話している。
開会式は8時30分から。スタートは9時。閉会式は17時15分から。観覧無料。雨天実施、荒天中止。