関内ホール(横浜市中区住吉町4)で6月25日、「詩のボクシング」前期全国大会と第7回神奈川大会が開催される。
「詩のボクシング」はボクシングリングに見立ててロープをはったリング上で互いに自作を朗読し、どちらの声と言葉が聴き手の心を打ったかを競うイベント。各地の大会では、小学生から80代までの一般の老若男女が参加している。
全国大会は2001年から年1回、10月に東京で開催されてきた。主催する「日本朗読ボクシング協会(横浜市金沢区、TEL 045-788-2979)が横浜にあることから、今回は前期全国大会を関内ホールで実施することになった。全国30都道府県から応募のあった中から選抜された16人によってトーナメントが行われる。
主催者の日本朗読ボクシング協会代表で音声詩人、映像作家の楠かつのりさんは「今回の大会次第ですが、来年以降も継続して横浜で全国大会を開催できれば」と話す。
神奈川大会は、5月21日・22日に開催された神奈川大会予選会で勝ち残った団体4組、個人16人が戦う。勝ち残った個人1人と団体1組が全国大会に出場する。
また、当日は会場に義援金箱を設置。義援金は日本赤十字社を通して被災地に届けられる。
「全国から集まった朗読の達人たちによって奏でられる声の競演を楽しめる機会はめったにないと思います。『詩のボクシング』の大会は、これまでにも多くの感動の物語を生んでいます。今、この国は人に感動する場が必要です。ぜひその感動を確かめに会場に来てください」と楠さん。
前期全国大会の開催時間は18時~20時50分(開場=17時30分)。チケットは前売り=2,500円、当日=3,000円(全席自由)。神奈川大会の開催時間は13時30分~16時30分。チケットは1,000円(全席自由)。両大会とも会場は関内ホール・小ホール。