黄金町の京急高架下、「黄金スタジオ」(横浜市中区黄金町2)周辺で7月10日、地域交流イベント「第4回 隣人祭り」が開催される。
「隣人祭り」はフランスで始まった地域活性化イベントで、近所の住民たちが集まり、お茶や食事をしながら交流を深めることがねらい。横浜では昨年より、地域住民らと横浜市立大学国際総合科学部鈴木伸治ゼミの学生たちが運営する地域拠点「Kogane-X.Lab.(コガネックス・ラボ)」が開催している。
今回は「竹」を使った工作イベントや食事会を企画。当日は、オリジナルの器を作る「竹で器をつくろう!」や、年代別の3枚の大きな地図に思い出を書き込んでいく「思い出マップを書こう!」、竹を使った「打ち水のひしゃくをつくろう!」などのワークショップのほか、そうめん食事会を実施する。
そうめん食事会では、近隣店舗によるおかずの販売を行い、ワークショップで制作した器を使うことができる。ワークショップは参加無料。そうめん食事会は参加費300円(ドリンク1杯無料券付き)。
横浜市立大学准教授の鈴木伸治さんは「隣人祭りは地域の方々の出会いと交流の場です。継続して開催してきたことで、少しずつ地域の方々とのつながりも広がってきています。地域の活動に関心を持ち、参加するきっかけとなればと思っています。ぜひお越し下さい」と話している。
黄金町エリアでは同日、アーティストや建築家のスタジオを公開する「オープンスタジオ」(主催:NPO法人黄金町エリアマネジメントセンター)も実施。個性的なものづくりの現場を紹介する「まちあるきツアー」をはじめ、千葉県大多喜町の産直野菜を提供する「産直おおたき野菜販売」、カフェで天然素材のワンピースやパンツなどの手作り商品を展示販売する「夏のこまもの展 by haru-haru」など、さまざまなイベントを行う。
そのほか、大岡川桜桟橋でEボート、プレジャーボートの乗船体験を行う「大岡川ボート乗船体験」(主催:大岡川「川の駅」運営委員会)も。
NPO法人黄金町エリアマネジメントセンターの岩崎美冴さんは「午前中に『隣人祭り』を楽しんだ後、午後はぜひ『まちあるきツアー』へ。ツアーでは、8月に開幕するアートイベント『黄金町バザール2011』の話もする予定です」と話す。
開催時間は、隣人祭り=10時30分~15時、オープンスタジオ=12時~16時、大岡川ボート乗船体験=11時~15時。