中区若葉町にある古ビルを再生したオープンスペース兼カフェ「nitehi works」(横浜市中区若葉町3)で7月23日、「リノベーション」をテーマとするセミナー「愛せる住まいの作り方教室」が開催される。
同セミナーでは、ティータイムを楽しみながら「リノベーションの魅力」や「物件の探し方」について学ぶことができる。主催はリノベる(東京都渋谷区)。不動産の売買・賃貸の仲介などを営む「いい物件リスト」とのコラボレーションで開催する。
会場は、アートユニット「似て非Works」が築44年の古ビルをリノベーションした「nitehi works」。当日はリノベーションセミナーの後、座談会を行う。
セミナーは、リノベーション実績200件で、「リノベる。」デザインディレクターの久田カズオさんが講師を務め、住む人がイメージする理想の住環境について説明する。座談会では、いい物件リストのスタッフが家探しやローンについての相談を受け付ける。
いい物件リストの早坂貴志さんは「リノベーションをして、家を買うというスタイルはこれからより広まっていくと思います。『リノべる。』は、マンション物件をスケルトン状態にしてから新しく作り直す、新しい買い方・住み方の提案でもあります。新築マンションにも関心があるが、高い、個性がないなどと感じている方にぜひ来て頂きたい」と話す。
開場=14時30分、セミナー=15時~16時、座談会=16時~17時。予約制で参加無料(ドリンク付き)。問い合わせは「リノべる。神奈川」(TEL 0120-684-224)まで。
会場となる「nitehi works」は、2010年度の横浜市空き店舗活用認定事業の一環として、築44年の3階建て廃ビル(元、日専連・横浜専門店会)を改修して、昨年6月にオープン。アートユニット「似て非Works」が、屋上の室外機を天井の巨大ファンに再利用、貯水タンクや金庫の扉をディスプレイするなど、廃ビル自体がもつ既存の特性を生かした独自のリノベーションを行った。