みなとみらいのショートフィルム専門劇場「ブリリア ショートショート シアター」(横浜市西区みなとみらい5)で、「映画祭スペシャルプログラム」が上映されている。
同プログラムでは、6月に開催された米国アカデミー賞公認の日本発・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2011」(SSFF&ASIA 2011)の受賞作品や審査員オススメ作品を紹介する。
SSFF&ASIA 2011の審査員は、オフィシャルコンペティション部門が、犬童一心さん(映画監督・CMディレクター)、俳優の小澤征悦さん、女優の菊川怜さん、ジャーナリストの鳥越俊太郎さん、プロデューサーのジョージナ・ポープさん。ストップ!温暖化部門では、俳優で気象予報士の石原良純さん、気象学者の江守正多さん、女優の黒谷友香さんが務めた。
会期中は、プログラムA~Eに分けて全15作品を上映する。作品は、米国アカデミー賞短編部門ノミネート候補となるグランプリ作品「ヘルムートの誕生日」、SSFF&ASIA 2011で話題賞を受賞した石井竜也監督の「舟-sasabune-」(プログラムA)。ストップ!温暖化部門優秀賞、J-WAVEアワード、オーディエンスアワードのトリプル受賞を獲得した「シロクマ/SiRoKuMa」(プログラムB)。
そのほか、心の繊細な動きを高い映像力で表現したベストアクターアワード作品「海の彼方」(プログラムC)、都会に共通するテーマを描いたベストアクトレスアワード作品「駅のホームで」(プログラムE)など。
同シアター広報担当の高橋秀幸さんは「作品『海の彼方』のBernardo Nascimento監督は、ポルトガルの巨匠、マノエルド・オリヴェイラ監督のもとで仕事をしたこともある人物。この作品は宮崎駿監督の『紅の豚』を見ているときにアイデアが浮かんだそうです。空路を外れてしまった飛行機のパイロットと管制塔の青年の緊張感あるやりとりを描いた物語はとても秀逸」と話す。
開館時間は10時~22時。火曜定休。チケットは大人・学生1,000円、小人(3歳~中学生)800円、シニア800円。「映画祭スペシャルプログラム」は8月31日まで。