横浜文化体育館(横浜市中区不老町2)で7月27日より、「2011年国立ボリショイサーカス 横浜公演」が行われる。
ボリショイサーカスは、1958年の初来日以来、50年以上にわたり全国規模の公演を開催している人気のロシアサーカス公団。53回目を迎える今年は、本場ロシアの出演者70人を含む計100人のスタッフと動物53頭(馬、犬、猫、熊、フェレット)が、全国12カ所を巡り華麗でダイナミックな演技を披露する。ボリショイはロシア語で 「偉大」を意味する。
公演プログラムは、熊の縄跳びや、犬・猫のパフォーマンス、疾走する馬の上で技を繰り広げる「ジギト」など、動物たちが出演する昔ながらのオーソドックスな内容を継承したサーカス。そのほか、選抜された演者による、ロシアン・バー、ジャグラー、空中ブランコ、シーソー・アクロバット、高度なアクロバット演技の棒上バランス・アクト、デュオ・スパイラルなど最新の技術を駆使した内容が楽しめる。
国立ボリショイサーカスは、東日本大震災により全国で避難生活をおくる被災者の家族約2万人を無料招待しており、公演の売り上げの一部を、日本赤十字社を通して被災地への復興支援に充てる。
ボリショイサーカスの中山雅順さんは「馬の騎兵隊の流れを組みスピード感あふれる技を披露する『ジギト』は必見です。全国で避難生活を送られている方々がたくさんいらっしゃると思いますが、まずは、子どもたちに元気になってもらい、その子どもたちの笑顔を見て、大人たちにも元気になってもらえれば」と話す。
チケットは、S指定席5,500円、A指定席4,500円、B自由席3,500円(3歳以上有料、大人・子供同一料金)。公演時間は約2時間(休憩15分)。8月7日まで。問い合わせはボリショイサーカス公演本部(TEL 03-3234-7807)。
ボリショイサーカス団のロシア名称は、ロシア連邦サーカス公団。ロシア連邦文化省に所属する組織で、旧ソビエト連邦サーカス公団を改称して発足した国立 の機関。同ロシア国立サーカスは、現在世界各国で公演を行っており、日本では「ボリショイサーカス」と呼ばれ親しまれている。ロシア連邦サーカス公団は、約8,000人のアーティスト・スタッフ、3,000頭を超える動物、約70カ所の常設・仮設劇場をもつ、世界最大のサーカス組織。