8月6日にスタートした野毛地区発の夏のお祭り「Hana*Hana FESTIVAL 2011 FINAL 幸せの架け橋」のファイナルイベントが、8月21日に横浜にぎわい座(横浜市中区野毛町3)で開催される。
「Hana*Hana FESTIVAL 2011 幸せの架け橋」は、野毛地区街づくり会、Hana*Hana FESTIVAL実行委員会が主催となり、野毛地区(野毛Hana*Hana、旧コロンビア、横浜にぎわい座)、吉田町、伊勢佐木町を会場に「アート」・「飲食」・「地域」の3つをキーワードに、元気で明るい明日への「幸せの架け橋」となるような多彩なイベントを行ってきた。
ファイナルイベントでは、「幸せの架け橋」となった近代バイオテクノロジーの父・高峰譲吉のトークイベントや映画上映、藤沢市出身・鎌倉市在住のシンガーソングライター白井貴子さんのライブを実施する。企画はシドモア桜市民の会、ROD Co., Ltd 、Rei 2 3 Co., Ltd。
当日は、第1回「高峰譲吉入門編」と題して、NPO法人高峰譲吉博士研究会理事長の山本綽さんが日米の融和に尽力した高峰譲吉について語り、その後、高峰の軌跡を辿った映画「TAKAMINE~アメリカに桜を咲かせた男」(市川徹監督)を上映する。高峰は、1912年に日米友好・親善のため、東京からワシントンのポトマック湖畔に送られた3,000本の桜の架け橋となった人物としても知られている。
白井さんのアコースティックライブ「幸せの架け橋」では、野毛で生まれた新曲「野毛浦 潮風の盆」が発表されるほか、映画「TAKAMINE~アメリカに桜を咲かせた男」の主題歌「SAKURA SAKURA*幸せの架け橋」などを歌う予定。
Hana*Hana FESTIVAL実行委員会会長の藤澤智晴さんは「食とエコに軸足を置く『Hana*Hana FESTIVAL 2011』の締めくくりとして、横浜にもゆかりのある化学者、高峰譲吉を知るイベントと白井貴子のライブを企画しました。東日本大震災を経た今、高峰譲吉と白井貴子の100年の時を経たコラボレーションから、環境を大切に『今』を生きる力を得ていただけたら」と話す。
開催時間は15時~20時(14時30分開場)。入場料は大人3,000円、20歳以下1,500円、中学生以下無料。申し込み・問い合わせはHana*Hana FESTIVAL実行委員会(TEL 045-325-8123)まで。
20日は、「Hana*Hana FESTIVAL 2011 幸せの架け橋」の一環として、昔の横浜の景色から現在の街を探す「街を体感・フォトラリー」を開催。野毛の(旧)COFFEE・SNACK コロンビア「おひさまナマズ発電所」2階は、8月21日まで被災地でのジャズのリクエストにこたえるカフェを営業。1階では、「幸せの架け橋」となるような素敵な人物を番組内で紹介するインターネット放送「おひさまナマズ発電所」を20日まで行っている。