横浜公園(横浜市中区横浜公園)で9月11日、「第32回よこはま技能まつり」が行われる。
同イベントは、伝統技術の保存と技能の振興を図る横浜市技能職団体連絡協議会(中区万代町2)が、ものづくりのすばらしさを伝えることを目的に開催。約30の団体が出店し、技能の紹介や実演を中心に作品の展示・販売を行う。
参加団体は、横浜畳組合連合会、横浜食品煮豆惣菜組合、横浜市美容組合連絡協議会、横浜浴槽設備組合、横浜市寿司商組合、神奈川スクリーン・デジタル印刷協同組合、横浜市写真師会、横浜染物組合ほか。
会場では、日本民謡「きやり」や「まとい練り歩き」、ギター演奏が行われ、泥だんご作り体験(横浜市左官業協同組合)、銅板表札作り(横浜市板金組合連合会)、体験マッサージ (横浜市鍼灸マッサージ師会)、アイロンがけの実演・体験 (神奈川県クリーニング生活衛生同業組合)などを実施。
そのほか、子どもから大人まで楽しめる木工工作教室や竹とんぼ作り、ミニ畳作り、プリント体験、草木染体験、篆刻(てんこく)体験、足湯体験などの体験コーナーが設けられる。
横浜市経済局雇用労働課長の西野晴夫さんは「横浜の市民生活を支える職人たちが一堂に会し、職人の技と心を市民の皆さんに広くアピールします。街中で目にすることが少なくなってきた熟練の職人の技をぜひご覧ください」と話す。
開催時間は10時~16時。小雨決行。
横浜市技能職団体連絡協議会は1968年、技能職者の社会的経済的地位の向上と後継者育成を目的に「横浜市技能職種別連絡会」として衣食住の各職種が集まって発足し、1971年に名称変更した。現在は42職種44の技能職団体と青年部で構成されている。