横浜赤レンガ倉庫(横浜市中区新港1)でアートエンターテインメントイベント「chips」が、9月14日~20日の7日間にわたり開催される。
「chips」は「アートをもっと身近に、もっと楽しく」をコンセプトにした、来場者参加型アートエンターテインメントイベント。来場者は無料のポーカーチップ3枚でお気に入りの作家に投票。チップ獲得枚数上位3位までの作家には、賞金が贈られる。今回は3回目の開催となる。前回の参加者は約2,800人。
参加アーティストは即興で似顔切り絵を制作する田中良平さんや、いちごをモチーフに携帯ストラップ、キーリング、ネックレスなどのグッズを制作する勝治勇人さん、使用済の薬のケースを多数ならべてカラフルな平面作品を制作するLUMMYさん、羊毛でマスクを被った等身大の人体彫刻を作っている大石麻央さん、シンプルな構図とカラフルなアクリル絵の具で人と風景をシンプルに描くNOZ ARTさんなど68組。ほかにも、今年春に開催された「I LIKE CREATORS-Metro Art」のオンライン投票で入賞した学生アーティスト18人の作品も会場の一角で展示する。
開催期間中は、作品の制作過程を垣間見ることができる「出張アトリエ」や、作品制作の楽しさを味わえる「ワークショップ」(参加費=200円~)などを実施。17日には、アート、音楽、ダンス、ライブペイントなどのパフォーマンスや、ケータリングによるフードとドリンクを楽しめる「chipsパーティー」(参加費=2,500円、予約制)を行う。会期中の作品売上とワークショップやパーティーの参加費の一部はアートによる東日本大震災の支援を行っている団体「ARTS for HOPE」に寄付をする予定。
主催するジャイアントマンゴー代表の倉爪純さんは「年齢、世代などを限定せず、日常の中でアートを楽しんでいただきたい。そして価格や評判に左右されることなく、自分の感性のみを頼りに、驚き、刺激を受け、好きな作家や作品を発見する楽しみを体験していただきたい」と話す。
会場は横浜赤レンガ倉庫1号館2F スペースA・B・C。開催時間は10時~20時(17日と20日は17時まで)。入場無料。詳細は「chips 2011」公式ホームページから。