横浜ワールドポーターズ(横浜市中区新港2)で9月17日と18日、「バリアフリーフェア2011」が開催される。
同イベントは、「身体の違いや、年齢や、国籍や、性別の違いの壁(バリア)を取り払って、みんなで楽しもう!」を合言葉に開催するバリアフリーマーケット。2001年にスタートし、11回目の開催となる今年は「五感よ、ひらけ。感じよう、世界を。」をテーマに、特別企画として暗闇の中で対話するソーシャルエンターテインメント「ダイアログ・イン・ザ・ダーク ショーケース at ヨコハマ」を開催する。
バリアフリーマーケットでは、アロマ作りやオリジナルビーズストラップ作りが体験できるワークショップ、ワンコインハンドマッサージ(10分500円)、車いすで参加できる「バーンゴルフ」、手話パフォーマンスグループによるミニライブなど、福祉、環境、健康分野でコラボレーションした多彩なイベントを実施。
ステージプログラムとして、ペットのためのフラワーエッセンス(ハートランド)、朗読「平家物語」(松崎好男)、盲導犬デモンストレーション(日本盲導犬協会)、子ども環境教室「節電コツコツ作戦」(KECA)なども用意する。
会場では、日本大震災復興ミニ支援として、純いわき産の間伐材を使った杉割り箸の販売を行い、各日先着100人に「いわき杉箸」をプレゼントする。
横浜初開催となる「ダイアログ・イン・ザ・ダーク ショーケース at ヨコハマ」は、暗闇の中の対話を通して、五感で「横浜」を感じる体験型エンターテインメント。参加者は完全に光を遮断した空間の中へグループを組んで入り、「くらやみのエキスパート」である視覚障害者の案内のもと、声や言葉、匂い、手触りなど、視覚障害者の「目を使わない文化」に触れながらさまざまなシーンを体験する。対象は小学1年生以上。所要時間90分。
17日には、1999年よりダイアログ・イン・ザ・ダークの日本開催を主宰するダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパン代表、金井真介さんの特別講演を行う。
ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパン広報担当の林建太さんは「今回のダイアログ・イン・ザ・ダーク ショーケースでは横浜特別バージョンをお届けします。ショーケースの過程では、視覚以外の感覚の新たな可能性に気づき、また、暗闇という非日常空間でコミュニケーションの大切さ、人のあたたかさを再確認することができます」と話す。
会場は横浜ワールドポーターズ 6階イベントホール。開催時間は9月17日=10時30分~19時、18日=10時30分~17時。入場無料。ダイアログ・イン・ザ・ダーク ショーケースの参加料は3,500円(事前予約制で、申し込み締切は9月14日12時)。申し込みは「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」ホームページで。