シネマ・ジャック&ベティ(横浜市中区若葉町3)で9月17日より、実験的ドキュメンタリー映画「LIFE IN A DAY」が公開される。
「2010年7月24日のあなたの日常を撮影して、その映像を投稿してください」。同映画は、動画投稿サイトYouTubeが、全世界に向けて発信したひとつのメッセージから生まれたソーシャル・ネットワークムービー。
YouTube上で動画を募集した結果、世界192カ国・延べ8万本の作品が投稿され、その中から332組342人の動画が選ばれた。起床から就寝までの日常の風景をとらえたもの、プロポーズから結婚・出産・金婚式まで、自転車で世界を旅する韓国人男性、靴みがきのペルー人少年、ドイツのラブパレード、スカイ・ダイビングなど、2010年7月24日0時から翌日の0時まで、日常のライフサイクルに沿って世界中から集まった300以上のエピソードが紡がれている。
監督は、映画「運命を分けたザイル」「ラストキング・オブ・スコットランド」などを手掛け、長編ドキュメンタリー部門でオスカー賞を獲得したケヴィン・マクドナルド。製作はYouTube。
シネマ・ジャック&ベティの梶原俊幸支配人は「日本からはカメラマンの相川博昭さんが投稿した映像が選ばれ、一人息子と暮らす日常風景が映し出されています。相川さんは神奈川県の出身です。当初県内の上映が決まらなかったのですが、17日からジャック&ベティで上映できることになりました。地球規模のプロジェクトですが、逆にローカルに神奈川県の多くの方にご覧いただきたいと思います」と話す。
チケットは一般1,800円、大専1,500円、高校生以下・シニア1,000円。公開前日まで前売券1,000円を劇場窓口で販売。9月30日まで。