日本最大級のジャズ・フェスティバル「横濱ジャズプロムナード2011」が10月8日と9日、横浜市内一帯で開催される。
「街全体をステージに!」を合言葉に、1993年に市民とミュージシャンが一体となりスタートしたジャズイベントで、ベテランからジャズ界期待の新進アーティストまで幅広い年齢層のミュージシャンが横浜に集う。
19回目を迎える今年のテーマは「ありがとう。」。2日間で約350ステージ、約 2800人のミュージシャンを予定しており、ホールやジャズクラブに国内外のトップミュージシャン約670人、街角ライブには約2100人のアマチュアミュージシャンが出演する。
開催場所は横浜市開港記念会館、関内ホール、ランドマークホール、横浜赤レンガ倉庫1号館、横浜みなとみらいホール大ホール(9日のみ)、市内ジャズクラブ、街角会場ほか。約50会場でのライブをフリーパスチケットで自由に鑑賞できる。開催時間は11時30分~21時頃(会場により異なる)。
出演者は、デビューから半世紀以上にわたりポピュラー、ジャズを歌いこんできた歌手のペギー葉山さん、日本最古のジャズビッグバンド「ブルーコーツ」、昨年の横濱JAZZ PROMENADEジャズコンペティションでコンペ史上最年少のグランプリを受賞した10代の新星(中島あきはさん、中島みさきさん)、ピアニストの村井秀清さん、ハクエイ・キムさん、田中信正さんほか。
そのほか、オランダのユリ・ホニングさん(サキソフォニスト)、ハイチ共和国にルーツをもつパトリック・チャールズさん(ドラマー)ら海外アーティストが初来日し、宮城県気仙沼地方の小学5年生から中学3年生で編成される「スウィング・ドルフィンズ」の招待公演も行われる。
会期中は、オリジナルグッズとしてTシャツ(1枚2,500円)を限定販売し、収益の全額を復興支援音楽の会を通して東日本大震災の被災地の子どもたちの音楽活動支援に充てる。販売会場は横浜市開港記念会館、関内ホール、ランドマークホール、横浜赤レンガ倉庫1号館。
横濱JAZZ PROMENADE実行委員会、広報担当の高野明日実さんは「音楽の持つ力を信じ、街の元気を東日本大震災の被災地へ届けるべく、今年も横濱JAZZ PROMENADE2011を開催します。運営を担う市民ボランティア『横濱JAZZクルー』は、初参加者131人を含む総勢305人。今年も10代から80代の皆さんがイベントを盛り上げてくれます。バラエティに富んだジャズ・ライブをぜひお楽しみ頂ければ」と話す。
チケットは各日とも前売券(ひとり券4,000円、ペア券7,500円、両日券7,500円)。当日券(ひとり券5,000円、みらいパス1,000円)。前売券は前日まで販売する。