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横浜港で屋形舟「あしながクルーズ」-被災地の子どもたちを応援

「あしながクルーズ」で運航する「屋形船 うら嶋号」

「あしながクルーズ」で運航する「屋形船 うら嶋号」

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 屋形舟を運航する「ピア・フォー」(横浜市神奈川区)は横浜港周辺で11月5日、横浜チャリティクルーズ「あしながクルーズ」の運行を開始する。

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 同クルーズは震災の被災地で孤立してしまった子どもたちの支援と、大人たちの元気を取り戻すことがテーマで、横浜赤レンガ倉庫やみなとみらい、山下公園など夕暮れの横浜港を「屋形船 うら嶋号」で巡る。乗船料のうち1,000円は、あしなが育英会の「東日本大地震・津波遺児への募金」に寄付され、津波で家族を失った子どもたちへの支援に充てられる。

 ピア・フォー代表取締役の飯田佳奈子さんは「今回の震災では、津波被害により家族を失った子どもたちが多いことから、同じ港町である横浜から出来ることをしようと、4月に大岡川お花見チャリティクルーズ『第1回あしながクルーズ』を運航し、多くの方々からご協力や応援を頂きました」と話す。

 発着点は弁天橋桟橋(中区桜木町1)。船上では、横浜ビールや横浜ソムリエ厳選ワイン、岩手リンゴ農園直送ジュース、美濃屋あられ本舗「横浜ナポリタン」などが飲み放題・食べ放題となる。飲食物の持ち込みも可能。おみやげとして、横浜ビールと岩手県出身の切り絵作家・吉田路子さんが描いた「がれきの中に咲いている力強い水仙の絵」の絵葉書を贈呈する。

 「第2回目となる今回は、横浜のさまざまな法人・個人から応援を頂き、皆さんの思いを一緒に乗せて舟を出したいと、出航することと致しました。いつか子どもたちが『海に帰りたい』と思った際に、いつでも一緒に迎え入れることが出来る仲間を『あしながクルーズ』を通して増やしていきたいと考えております。今後も継続的に開催し、我々が出来ることを精一杯続けて行くことで、微力ながらも、被災された皆様、津波で家族を失った子どもたちのお役に立ちたいと心から思っています」と飯田さん。

 運行時間は15時45分~17時30分(集合=15時30分)。料金は3,000円(子ども=1,000円)。定員は80人。

 主催するピア・フォーは1990年創立。創業以来、海や港の安全に貢献することや、横浜の魅力を再発見してもらうことを目的とした事業を運営。海の安全を願う社会貢献活動の一つとして、子どもたちが安心して海と親しめるための活動を行っている。

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