横浜都心臨海部で11月20日、ロンドン五輪代表選考会を兼ねた「第3回横浜国際女子マラソン大会」が行われる。
コースは、山下公園の前の産業貿易センター前をスタートし、本牧市民公園~八幡橋~杉田交差点手前で折り返し、山下公園内をゴールとする42.195キロメートル(日本陸上競技連盟公認)。スタートは12時10分。高低差約7メートルのフラットな走行コースとなる。主催は日本陸上競技連盟、朝日新聞社、テレビ朝日。
来年開催される第30回ロンドン・オリンピックの代表選手選考を兼ねた競技会で、海外招待(ケニア、エチオピア、南アフリカなど)7人、国内招待6人、ペースメーカー3人、一般参加99人(うち海外1人)の計115人の選手が参加する予定(18日12時時点)。
2008年東京国際女子マラソン、2010年横浜国際女子の優勝記録をもつ尾崎好美さん(第一生命)、2008年北京五輪6位のマーラ・ヤマウチさん(英国)ほか、2011年大阪国際女子5位の木崎良子さん(ダイハツ)、2010年横浜国際女子4位の永尾薫さん(ユニバーサルエンターテインメント )ら若手選手が注目を集めている。
同大会は、WFP国連世界食糧計画の「母子栄養プログラム」を支援しており、当日は会場での募金活動やパネル展示が実施されるほか、大会プログラムの売上の一部が大会主催者から国連WFP協会に寄付される。
ランナーの先導をするのは、神奈川県警察女性白バイ隊(ホワイトエンジェルス)の4人。大会運営車両には、地球環境保全への取り組みとして、走行中にCO2を排出しない電気自動車「日産リーフ」を使用する(一部車両を除く)。大会の様子は、正午からテレビ朝日系列など全国30局ネット、文化放送で生中継される。
「横浜国際女子マラソン大会」は、1979年に世界初の女子だけのマラソン大会として発足した東京国際女子マラソンが、警備上の理由などから2008年で終了し、2009年に1回目が開催された。2010年大会は横浜市で開催されたAPEC首脳会議に伴うテロ対策から中止となり、2011年2月20日に第2回大会、11月20日に第3回と年に2回の開催となった。