横浜市内で11月21日、訪日旅行取扱旅行会社や海外メディアをもてなすVISIT JAPAN トラベルマート2011「横浜おもてなしナイト」が開催された。
「VISIT JAPAN トラベルマート2011」(主催:観光庁、日本政府観光局)は、東日本大震災からのインバウンド復興を目指し、訪日ツアーの造成と訪日外国人旅行の拡大を図る大規模商談会。パシフィコ横浜で11月22日・23日の2日間開催され、日本全国から約400の観光施設やテーマパーク、観光関連団体(セラー)と海外15市場から300以上の訪日旅行取扱旅行会社や海外バイヤー(旅行会社・メディア)が集結した。
「横浜おもてなしナイト」は、国際会議や展示会などの参加者へのアフターコンベンションプログラムとしての初の試みで、「VISIT JAPAN トラベルマート2011」の前夜にあたる21日、横浜観光コンベンション・ビューロー(YCVB)が、海外に向けての横浜の魅力発信、国際会議・展示会などの招致による地域経済波及効果の拡大を目的に開催した。
当日は、海外バイヤー約340人を対象に、横浜ならではのエンターテインメントスポットを楽しんでもらおうと2つのコースを企画。吉田町と野毛の飲食店を巡る「横浜バークルーズ」、9月に開館した日清食品ホールディングスのカップヌードルミュージアム(安藤百福発明記念館)を見学する「エンジョイ!カップヌードルミュージアムツアー」を実施した。
横浜バークルーズには、中国、ロシア、タイ、韓国、オーストラリア、カナダ、シンガポールなどの海外バイヤー約150人が参加し、吉田町、野毛エリアの約30の参加店舗(バー・居酒屋・寿司屋・和食店)を自由にはしご。店内では、常連客が英語でメニューを説明する場面や、海外バイヤーがグラスを傾けながら日本の旅について語る姿も見られた。
同イベントを担当したパシフィコ横浜の土岐牧さんは「横浜おもてなしナイトは、横浜市、パシフィコ横浜、 横浜観光コンベンション・ビューロー、一般社団法人 横浜バークルーズが協力して開発してきたプログラムです。ガイドブックには載っていない横浜の顔を紹介し、学会などのお仕事に横浜らしい華を添えられたらと思い、最近外国の方にも人気のある下町、B級グルメを堪能できる『横浜バークルーズ』を企画した。当日は参加者の方々が笑顔で喜んで下さり、手ごたえを感じている。今後も、日帰りにはもったいない横浜の魅力を広く伝えてゆけたら」と話している。