横浜情報文化センター(横浜市中区日本大通11)で11月29日、「第6回横浜ITフォーラム」が開催される。
今回のテーマは「スマートグリッドの将来」。日本版スマートグリッドの展開と今後のビジネス展開について、国内スマートグリッドの第一人者である、スマートプロジェクト代表の加藤敏春さん、スマートプロジェクト理事でビットメディア代表取締役社長の高野雅晴さんが講演する。
第1部は、「エコポイント提唱者」として政府が進める省エネ家電&住宅エコポイント事業に協力し、節電、スマートグリッドの推進、CO2 排出削減に関する公益的活動に取り組む加藤さんが「スマートグリッド革命と国民総発電所構想ネットワーク化するエネルギー」と題して、電力ネットワークを介した省エネ、節電ビジネスが活発化する仕組みについて語る。
第2部は、高野さんが、「月イチスマートメータを活用した家庭の節電プロジェクトの成果」をテーマに、開港博Y150の「横浜環境ポイント」、2010年度の「みんなのアース君環境家計簿」事業で活用された情報システムと事業経験をもとに、2011年「夏の家庭の節電対策」として実施したさまざまな節電プロジェクトの成果を報告する。
第3部では、横浜市経済局成長戦略推進部長の室園精二さんが、横浜市の環境・IT関連産業の進行施策について語る。フォーラム終了後は懇親会(希望者のみ、有料)を実施。フォーラムの模様は、Ustream(ユーストリーム)でインターネット中継される。
主催する神奈川県情報サービス産業協会の甲田泰之さんは「横浜市では『横浜スマートシティプロジェクト』が提案され、日本型スマートグリッドの構築と実証実験を行っており、こうしたスマートグリッドの推進では、IT技術の利用が必要不可欠となってきます。本格的なスマートグリッド社会を控え、我々IT業界は何を備え、どう動けばいいのか。この講演を通じて、IT業界が進むべき途について、提案し、ご一緒に考えていけたら」と話す。
会場は横浜情報文化センター6階 情文ホール。開催時間は14時~17時40分。入場無料。当日の受付も可能。申し込みは神奈川県情報サービス産業協会(TEL 045-316-2244)まで。