赤レンガ倉庫(横浜市中区新港1)で12月20日より、「ANBD(アジア・ネットワーク・ビヨンド・デザイン)横浜展」が開催される。
同展は韓国、中国、台湾、日本の4カ国で開催されているデザインの国際展。広範囲の作家が出展していることや、ジャンルや組織などの枠組みにとらわれないところが特徴。4年目となる今回は、ソウル、中国、台北、台湾、横浜で開催される。テーマは、東日本大震災を受け止める意味を込めて「生命のためのシステム」とした。
今回の横浜展は、コンセプトを「Cafe!」とし、展示フロアにはテーブルと椅子が置かれ、好きな席に座ってゆっくり作品を見ることができる。作品数は300点。カフェブースではキーコーヒー(東京都港区)のレギュラーコーヒー「横濱1920 CLASSIC RICH TASTE」(100円)などを提供するほか、24・25日のハッピータイムにはクリスマスプレゼントを用意する。カフェの収益は東日本大震災の義援金となる。メッセージブースでは、来場者が出展作家にクリスマスメッセージを送ることができる。
ワークショップではレンガをモチーフに作品をつくる「がちんこ、レンガバトル!!」、大きな長い紙に手形をかたどって絵を描いてゆく「大画面落書き」、硬質繊維の紙を使う「不思議な紙で世界にひとつの灯りを作ろう」、ステンシル版画で封筒の家を作る「封筒の家をつくろう」などが行われる。参加費無料。
ほかにも、12月24日にはドイツ生まれの弦楽器・ヘルマンハープによる「クリスマスミニコンサート」が行われる。
ANBD東京事務局の中島千絵さんは「4年目を迎えるANBDが、作品の展示をベースに、さまざまな活動の場としての機能を持ち始めたことをうれしく感じています。今年の横浜展は、人と人がコミュニケーションできる展覧会、元気なエネルギーがうまれる展覧会を目指して準備してきました。関係スタッフ一同、皆さんのお越しをお待ちしております」と話す。
会場は赤レンガ倉庫1号館2階。開催時間は11時~18時 (20日は15時から。26日は15時まで)。入場無料。26日まで。