国内史上最大級のマグニチュード9.0の地震を観測した東日本大震災が起きた2011年も残すところあと数日。ヨコハマ経済新聞の年間PV(ページビュー)ランキング1位に輝いたのは みなとみらい21地区に「カップヌードルミュージアム」がオープンしたことを伝える記事だった。
カップヌードルミュージアムは、インスタントラーメンにまつわるさまざまな展示や体験工房を通じて、発明・発見の大切さやベンチャーマインドについて楽しみながら学べる体験型食育施設。クリエイティブディレクションはアートディレクターの佐藤可士和さんが担当。
ランキングは、今年1月1日から12月28日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。10位までのランキングは以下の通り。(カッコ内は掲載日)
1. みなとみらい21地区に「カップヌードルミュージアム」オープン(9/18)
2. 元町でF1マシンが日本初の公道走行-レッドブルが復興支援でショーラン(5/13)
3. 横浜市で「計画停電」実施-交通機関の乱れや医療機関への影響も(3/14)
4. 横浜西口にガールズ居酒屋-ヘソ出しミニスカセーラー服でお出迎え(6/28)
5. 東日本大震災で天井が崩落した「ハマボール」が閉店-40年の歴史に幕(4/23)
6. 元町ショッピングストリートを「F1マシン」が史上初の公道走行(6/2)
7. 赤レンガ倉庫にビュッフェレストラン「フィッシャーマンズ マーケット」(5/12)
8. そごう横浜に「海の見えるビアガーデン」-東北地方の地酒も提供(5/15)
9. 横浜駅西口地下街「ザ・ダイヤモンド」が改装-新規に23店舗(1/18)
10. 関内で男女1000人で合コン「濱コン」-参加受け付け開始(8/8)
2位と6位には元町の公道をF1マシンが走行した記事、3位と5位には、東日本大震災関連のニュースがランクインした。東日本大震災関連では、エリア特集で取り上げた「東日本大震災の災害支援の新たな担い手『情報ボランティア』の取り組みとは」や、11位の「横浜に『復興居酒屋がんばっぺし』-従業員全員が三陸の被災者」のほか、復興支援イベントの記事なども多くのアクセスを集め、横浜市民が、被災地支援や復興支援に大きな関心を持っていることがうかがえた。
10位は「関内で男女1000人で合コン『濱コン』」。横浜生まれの若手有志が企画運営している「濱コン」は、第1回目を6月に550人、2回目は9月に1200人、3回目は12月に1400人を集めて実施。来年2月にたまプラーザで、3月には関内で開催することが決まっている。
そのほか、2011年は、iPhoneやAndroidなどのスマートフォンや、ツイッター・フェイスブックなどのソーシャルメディアからのアクセスが大幅に増えた年だった。2004年春に創刊したヨコハマ経済新聞は2012年で8年目を迎える。来年も横浜都心臨海部の動向をいち早く伝えていきたい。