かながわ県民センター(横浜市中区花咲町1)で1月14日、長期実践型インターンシップへの参加を考える大学生向けのイベント「インターンシップCafe in 横浜」が開催される。
インターンシップとは学生が一定期間企業の中で研修生として働く体験を積むことができる制度。欧米では長期(半年から1年)のものが一般的なのに対して、日本でのインターンシップは1週間程度の短期のものが多く、キャリア形成のための自己理解や、職業観の醸成に結びついていないケースが多い。
今回のイベントは、日本では例が少ない長期実践型インターンシップを中心に過去に2,000人以上のインターンシップ生のサポートを行ってきたNPO法人ETIC.(東京都渋谷区)が主催。横浜では初開催となる。当日はインターンシップに参加する意義について掘り下げるほか、少人数でグループに分かれ、インターンシップを経験した先輩の経験談や実際のインターンシップ受け入れを行っている経営者との対話を交えつつ進行する。長期実践型であることから、主に大学1・2年生や、修士に進むことを決めている3・4年生などが対象となる。
ゲストとして横浜市内で長期実践型インターンシップ生の受け入れを行っているベンチャー企業や中小企業経営者、NPOの代表者など10人以上が出演。自らのキャリアの転機となった出来事や学生時代の過ごし方、インターンシップ生との協働を通じて生み出したい新規事業の計画などを語る。
NPO法人ETIC.で横浜市内のインターンシップのコーディネートを務める田中多恵さんは「商品開発、地域活性などのテーマで、ゼロからイチを生み出すプロジェクトに参加することで、自分の未来をきり拓くキッカケをつかんでもらえれば。春休みから長期インターンシップを考えている大学1、2年生はもちろん、『大学生活をさらに充実したものにしたい』という人や、せっかく横浜で学んでいるのだから横浜のまちづくりに携わっている人に出会いたい、という皆さんの参加をお待ちしています」と話す。
会場はかながわ県民センター301号室。開催時間は13時30分~17時30分(開場13時15分)。参加費無料。定員50人(定員に達し次第、申し込み受付終了)。